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【『So』ピーター・ガブリエル】
『So』ピーター・ガブリエル

★1986年5月発表のソロ第5作目です。

★ピーター・ガブリエルのアルバムは、それまでの4作は総て自分の名前のみがタイトルになっていましたが、この作品で初めて「So」というタイトルがつきました。

★プログレッシブ・ロック・バンドの「ジェネシス」の初期リーダーとして活躍していましたが、1976年に脱退し、ソロになりました。ちなみに、その後の「ジェネシス」のリーダーは、フィル・コリンズです。

★このアルバム「So」では、ピーター・ガブリエルの音楽が、1つの完成形に達したと思います。

★民族音楽(アフリカ&ブラジル)や、テクノロジーによる音楽を極め、人間的なサウンドに戻って来ました。

★このアルバムは、ピーター・ガブリエルの声の魅力をフルに生かした作りになっています。

★アルバム・チャートでは、全米で2位、全英で1位を記録しました。

★ヒットした記録以上に、ミュージシャンからも高い評価を得ています。

★個人的にも、彼の哲学を感じる非常に重みのあるアルバムだと思います。

★そして、哀愁溢れるボーカルと丁寧な効果音の魅力に強く惹かれたアルバムです。

★なお、ほとんどの曲で聞かれる、印象的なベース・プレイは、トニー・レヴィン(キング・クリムゾン)によるものです。


<収録曲について>

@「Red Rain」

 このアルバムを象徴する名曲から始まります。

 映画のシナリオとして作った歌詞だそうです。赤い雨とは、歌詞を読んでみると、『血』のことのようです。

 また1986年は、チェルノブイリの原子力発電所の事故が起きた年ですから、『核の雨』と考えることもできると思います。

 パーカッションでは、『ポリス』のスチュワート・コープランドが、ハイ・ハットで活躍しています。


A「Sledgehammer」

 この曲は、シングル・カットされて、全米1位、全英4位を記録しています。

 1960年代のソウル,ファンクに影響を受けたそうでリズムが中心になった曲です。

 イントロで、尺八を効果的に使っています。日本人として嬉しいです。(^^)v

 また、ミュージック・ビデオも見ました。すごく凝ったもので、何度も見てしまいました。


B「Don't Give Up」

 ケイト・ブッシュをゲスト・ボーカルに迎えた名曲です。

 シングル・カットされて、全米26位、全英9位を記録しています。

 その当時、問題になっていた『失業中の若者たち』をテーマにしています。

 ケイトの『あきらめないで…』というボーカルは、鳥肌ものです。

 今の日本人にあてはまりそうで…。モモモ


C「That Voice Again」

 キリストに関する映画を意識して作ったそうで、歌詞も宗教的なものです。

 愛情表現が、崇高な存在や神と結び付けられています。

 イントロの澄み切ったピアノの音が心を揺さ振ります。


D「In Your Eyes」

 アフリカを意識して作った名曲です。原始的なリズムが心地良いです。

 アフリカの代表的なミュージシャン、Yousou N'dour がボーカルで参加しています。

 Yousouは、ポール・サイモンのアルバムにも参加しています。

 また、シンプル・マインズのジム・カーも参加しています。ボーカルの重なりが素晴らしい曲です。


E「Mercy Street」

 劇作家のアン・セクストンに刺激されて作った名曲です。

 まるで、短篇小説のようなストーリー性のある曲です。

 『慈悲の街を求めて…』悲しい人たちの姿を描いています。

 この曲も鳥肌ものです。


F「Big Time」

 野望に燃える男のサクセス・ストーリーを描いています。歌詞もサウンドも、素晴らしい曲です。

 シングル・カットされて、全米8位、全英13位を記録しています。

 この曲も、ミュージック・ビデオを見ました。やはり凝った作りで楽しいものです。(^^)v

 出だしの『Higherァ』というピーターの掛け声が楽しいです。

 またピーターが、とても長い叫びを聞かせる間奏が鳥肌ものです。(^^)v

 そして、ラストの Bigをくり返して、上りつめるところもスゴイと思います。

『ポリス』のスチュワート・コープランドが、ドラマーとして活躍しています。


G「We Do What We're Told(Milgram'37)」

 シンプルなサウンド、シンプルな歌詞の曲です。

 レコードでは、この曲が最後の曲です。ピーターのアルバムでは、最後の曲に次回作への、重要なメッセージがあるらしいです。


實フ詞は、

僕達は言われたことをする

ひとつの疑問
ひとつの声
ひとつの戦争
ひとつの真実
ひとつの夢

…次回作は、間が空いて、1992年に発表された『Us』でした。これも、厚いメッセージのあるアルバムでした。


H「This Is The Picture(Excellent Birds)」

 この曲は、ボーナス・トラックです。バンド・メンバーを見るとぜんぜん別です。しかし雰囲気は、近いと思います。

 ローリー・アンダーソンがボーカルに参加しています。2人の共作です。

 ベースがビル・ラズウェル。ギターがナイル・ロジャース。80年代の強力な、プロデューサー・メンバーだそうです。

 この曲は派手さはなく、静かな曲です。重みのある歌詞です。



★このアルバムは、ピーター・ガブリエルの最高傑作だと思います。

★鳥肌ものの名曲が、@BDEFとあり、感動しっぱなしです。

 もちろん、Aもすごく印象的な曲です。ビデオも見るとよりよいと思います。


★リズムとヒューマニズムの織り成す大傑作だと思います。

★じっくり聴く価値が、あると思います。(^^)v、

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